【キーウ共同】ロシアによるウクライナ侵攻開始直後の2022年3月、ロシア軍に空爆され子どもを含む多数の避難民が死亡した東部ドネツク州マリウポリの劇場がロシア側の手により再建され、上演を再開した。ウクライナ側は「遺骨の上で歌って踊っている」と非難している。
ロシアメディアなどによると、25年12月28日の初上演ではロシア北西部サンクトペテルブルク市長ら多数の招待客らが見守る中、華やかな衣装を身に着けた出演者らが歌や踊りを披露した。
一方、ウクライナ側に逃れて活動を続けているマリウポリ市議会は29日、通信アプリで「見せかけの再建だ」と批判。「マリウポリ市民数百人が身を潜めていた劇場に爆弾を落としたロシアの占領者による残虐行為が隠されている」とした。
劇場は当時、避難所となっていた。攻撃されないよう、劇場脇の地面にロシア語で「子どもたち」と大きく書いていたが、22年3月16日に空爆された。死者数は現在も確定していない。
マリウポリは黒海につながるアゾフ海に面した港湾都市で、戦略上の要衝。
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