正月の準備をする石下さん夫妻。手前の餅は1月4日まで切らず、食べない

 【宇都宮】正月に餅を食べない風習が残る大谷町の戸室地区で、正月に向けた準備が始まっている。弘法大師の伝説にちなんだ風習で、石下征夫(いしげいくお)さん(84)方では、三が日に餅ではなく赤飯を神棚に供え、食べる。「好きなように食べたらいいと思うけど、風習だから続けていきたい」と話す。