田中角栄元首相の秘書を務め、石破茂前首相と40年以上の親交がある朝賀昭さん(82)が28日までに共同通信の取材に応じた。石破氏は首相退任後、高市政権に苦言を呈し自民党内から疑問の声も上がる。朝賀さんは「有権者は『物言わぬ石破』を望んでいない。政治家なら自分の考えを述べるべきだ」と擁護した。
高市早苗氏が党総裁に選出され、石破氏の退陣が間近に迫っていた10月7日、朝賀さんは官邸5階の応接室に招かれた。遅れて入室してきた石破氏は、テーブルの上座に置かれた自身の湯飲みを持って移動し、朝賀さんの対面に座ったという。
首相となっても控えめな振る舞いに「40年前と変わらないな」と実感。政権を担った1年間の労をねぎらい「これからは良い政治家を育てるために頑張れ。それで政治家としての仕事を全うできる」とエールを送った。
石破氏は20代だった1983年、田中氏が率いた派閥の事務所で働き始め、田中氏を政治の師と仰ぐ。
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