アラン・ピカソ(右)と対戦する井上尚弥=リヤド(ロイター=共同)

 【リヤド共同】ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥(32)=大橋=が27日、サウジアラビアのリヤドで行われた防衛戦で世界ボクシング評議会(WBC)同級2位のアラン・ピカソ(25)=メキシコ=に3―0で判定勝ちし、単独で史上最多の世界戦27連勝とした。

 井上尚はダウンを奪えず2戦連続で判定に持ち込まれたが、3人のジャッジが採点で大差をつけた。

 9月に世界戦26連勝とした井上尚は、ヘビー級で一時代を築いた米国の伝説的なボクサーのジョー・ルイス、50戦全勝で世界5階級制覇した米国のフロイド・メイウェザーに並んでいた。