年末の大掃除に励む家庭が徐々に減っている。清掃大手ダスキンの調査によると、2024年末の実施率は51・1%で比較可能な09年以来、最低となった。住環境や生活習慣の変化が背景にありそうだ。しなかった理由では「普段からこまめにしている」が全体の約2割を占めて最多。「時間がなかった」は子育て、共働き世帯に多かった。
ダスキンの担当者は「近年は核家族化や住宅の洋室化で習慣が薄れつつあるかもしれない」と推測する。「大掃除をする習慣がない」は13・2%で4番目に多かった。調査はインターネット上で全国20歳以上の男女計約4千人を対象に尋ねた。
大掃除をするつもりか尋ねた事前の調査では、7割が「する予定」と答えており、多忙で計画を断念した家庭もあるようだ。
日用品メーカーは時短を意識し手軽な掃除を提案する。ユニ・チャームが今年発売したフロア用ウエットシートは髪の毛や油汚れなど性質の異なるごみを1枚で取り切るのが売りだ。大王製紙もから拭きと水拭きが裏表で1枚になった掃除シートを売り出した。
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