がれきを通り、家から外出する親子=26日、インドネシア・クアラシンパン(共同)

 がれきが積み上がる住宅街を歩く少年=25日、インドネシア・クアラシンパン(共同)

 がれきを通り、家から外出する親子=26日、インドネシア・クアラシンパン(共同)  がれきが積み上がる住宅街を歩く少年=25日、インドネシア・クアラシンパン(共同)

 【クアラシンパン共同】インドネシア・スマトラ島にサイクロンが上陸して26日で1カ月となった。死者数は1135人で、約50万人が避難生活を続ける。この日は大津波が発生した2004年のスマトラ沖地震から21年。今回の豪雨では3州で洪水により住宅地が浸水し、人々は「津波の再来」と嘆いている。

 アチェ州は豪雨死者の約半数を占め、スマトラ沖地震では16万人以上が死亡・行方不明となった最大の被災地。州都バンダアチェでは26日、豪雨と大津波の合同の追悼式典が開かれた。同州のファドルラ副知事は「今回は山から津波が襲った。団結しなければならない」と演説した。