政府は26日、2026年度当初予算案を閣議決定した。外務省予算は、安全保障面の対応で膨らみ、25年度当初予算に比べ7・3%増の8170億円で過去最大となった。同志国の軍に資機材などを無償提供する「政府安全保障能力強化支援」は2・2倍の181億円を充てた。
歴史認識を含む各国との情報戦に対応するための費用は21・6%増の207億円、文化外交には5・7%増の62億円を盛り込んだ。戦地などの在外公館の警備体制強化は6・2%増の107億円とした。
政府開発援助(ODA)は政府全体で3・0%増の5835億円を計上。グローバルサウス諸国との関係強化のため「重要な外交ツール」と位置付けている。
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