帝国データバンクは26日、2025年の食料品の値上げが前年実績比約6割増の2万609品目だったとの調査結果を発表した。原材料費や人件費の上昇などが主な要因で、家計への負担増が鮮明となった。
25年の品目別では、前年の値上げが少なかった「調味料」が6221品目で最多だった。コーヒー豆の高騰が響いた「酒類・飲料」が4901品目で続き、パックご飯を含む「加工食品」は4791品目だった。
平均の値上げ率は15%となり、前年の17%を下回った。最も高かったのは、カカオ豆の高騰でチョコレートが値上がりした「菓子」と「酒類・飲料」で、いずれも18%だった。
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