東京・巣鴨の商店街を行き交う人たち=11月、東京都豊島区

 総務省が26日発表した生鮮食品を除く東京都区部の消費者物価指数の2025年平均(12月中旬速報値、20年=100)は、前年比2・7%上昇の110・1だった。原材料費高騰などによる物価上昇が続き、消費者の負担感が増している。

 コメ類は64・6%上昇し、比較可能な1971年以降で最大の伸び幅だった。おにぎりも15・4%上がった。

 項目別では生鮮食品を除く食料が6・4%、生鮮食品は5・4%それぞれ上昇した。電気代やガス代などを含む光熱・水道は1・6%上がった。

 東京都区部の25年12月の指数は前年同月比2・3%上昇の111・1。伸び率は11月の2・8%から0・5ポイント縮小した。上昇幅が縮小するのは4カ月ぶり。