記者会見でポーズをとる世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥(手前左)と挑戦者のアラン・ピカソ(同右)=25日、リヤド(共同)

 【リヤド共同】ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が25日、サウジアラビアのリヤドで行われる27日の防衛戦へ向けた記者会見に臨み「キャリアを加速させる大事な一戦。この試合で(全階級を通じた最強ランキング)パウンド・フォー・パウンド(PFP)1位に返り咲く」と意欲を語った。井上尚は現在、PFP2位。

 挑戦者で世界ボクシング評議会(WBC)同級2位のアラン・ピカソ(メキシコ)は「長い時間をかけて準備してきた。必ず勝って、4本のベルトをメキシコへ持って帰る」と力を込めた。会見後の写真撮影では約40秒間もにらみ合い、互いに気合をみなぎらせた。