集団予防接種の注射器使い回しが原因でB型肝炎を発症し、再発した患者らが国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、福岡高裁が新たな和解案をまとめたことが分かった。発症と沈静化を繰り返す「再々発型」の慢性肝炎患者が救済されやすくなる内容。弁護団が25日、明らかにした。弁護団は受け入れる方針。国は来月15日に判断を示す見通し。
和解が成立すれば、全国の裁判所で適用される。係争中の約400人のうち、約170人が救済されるとみられる。
患者は法令に基づき、裁判を起こして和解すれば国から1250万円の給付を受け取れる。一方、提訴が発症から20年を超えた場合は最大300万円にとどまる。
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