農林水産省は24日、コメの需給が逼迫した際に国が備蓄の放出を事業者に指示する民間備蓄制度の導入について、食糧部会の委員から課題を聞き取った。委員からは、農水省が示した案は放出を決める時の具体的な状況や備蓄量が示されておらず「疑問が山ほどある」と問題点を指摘する声が出た。制度を設計する際には、事業者の声を反映するよう求める意見もあった。
「令和の米騒動」で政府備蓄米を放出した際に、流通の遅れが課題になった。民間備蓄制度には迅速に市場にコメを放出する役割が期待され、農水省が導入を検討している。従わない事業者には勧告や事業者名の公表といった対応を講じる。
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