核保有発言、長崎から抗議

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　高市政権の官邸筋の核兵器保有発言を受けて開かれた、長崎の被爆者４団体の記者会見＝２４日午後、長崎市

　長崎の被爆者４団体の代表が２４日、長崎市で記者会見し、高市政権の官邸筋の核兵器保有発言に対し「被爆者は、苦しい時代から立ち上がってきた８０年を踏みにじる発言を許さない」と抗議する声明を発表した。長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川副忠子議長（８１）は「世界にそっぽを向かれる国にならないか」と話し、高市早苗首相自ら核保有を否定すべきだと訴えた。

　会見場には原爆で黒焦げになった犠牲者らの写真が並び「ノーモアヒバクシャ」と記した横断幕が設置された。

　声明では、非核三原則の堅持や核抑止に依存した安全保障政策からの転換も訴えた。首相官邸のホームページに投稿したという。