JR西日本の倉坂昇治社長(63)は24日、共同通信のインタビューに応じ、キャッシュレス分野で、スマートフォンを使ったQRコードでの利用拡大を目指す方針を示した。クレジットカードなどを改札機にかざして運賃を支払う「タッチ決済」に関しては、現時点では導入する考えはないとした。

 JR西では、キャッシュレスの利用者のうち、交通系ICカードが9割、磁気券などが1割を占める。この1割の利用者にQRコードの利用を勧める。QRコード乗車券は、他社の鉄道も使える「ワンデーパス」のような周遊型の1日乗車券や訪日客向けの割引乗車券といったサービスを提供できるという。