和歌山県田辺市は24日、市街地などへのツキノワグマ出没に備え、緊急銃猟制度による捕獲を想定した机上訓練を県と実施した。
警察や消防など近隣の自治体関係者ら約80人が参加。住宅街に近い河川敷にクマが出たという想定で、緊急銃猟の実施判断や通行規制、住民への避難指示などの対応手順を確認した。
田辺市農林水産部の永井幸彦部長は「もしもに備えて、現在作成中のマニュアルの見直しや体制の強化を図っていきたい」と話した。
改正鳥獣保護管理法が9月に施行され、人の生活圏にクマなどが出没した場合、自治体の判断で発砲が可能となった。
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