厚生労働省は24日、障害者が家族や障害福祉施設・事業所の職員から受けた虐待は2024年度に3770件あったと発表した。前年度から293件増え過去最多を更新した。被害者数は113人減の4528人だった。このうち3人は家族による虐待で死亡した。
虐待件数の増加について厚労省の担当者は「市区町村などへの相談や通報の意識が高まっているためだ」と述べた。
24年度の家族による虐待は2503件で、被害者は2518人。虐待件数の内訳を行為別(複数回答)で見ると、暴力や拘束といった身体的虐待が66・1%を占めた。
調査は、障害者虐待防止法に基づき12年度以降、毎年実施している。精神科病院での虐待は含まない。
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