新年に皇居・宮殿や天皇ご一家の住まいの御所などに飾られる伝統の盆栽「春飾り」の準備が大詰めを迎え、宮内庁は24日、皇居内で作業の様子を報道陣に公開した。
春飾りは松竹梅やセンリョウ、マンリョウなどの縁起物の草木を鉢に寄せ植えする。大きいものは高さ約2メートルになり、樹齢150年を超える梅の古木もある。この日は庭園課の職員が皇居の石垣などで採取したコケを盆栽の根元に張り、川をイメージした白い化粧砂を敷いて仕上げていた。
出来上がった春飾りは、赤坂御用地にある上皇ご夫妻の住まいの仙洞御所や各宮邸、皇居の宮内庁庁舎にも置かれる。
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