経済産業省が24日発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査より1円70銭安い158円ちょうどだった。値下がりは7週連続で、2021年8月以来、4年4カ月ぶりの安値水準となった。ガソリン価格を抑える政府補助金の増額分が店頭価格に反映された。
政府はガソリン税の暫定税率廃止に向け、11月から石油元売り各社に支払う補助金を徐々に増やした。12月11日からは暫定税率分と同じ1リットル当たり25円10銭を支給している。
暫定税率は31日に廃止され、同時に補助金は終了する。ガソリン価格に直結する原油相場は安定しており、暫定税率廃止後も当面は現在の安値水準が続きそうだ。
22日の店頭価格は全都道府県で下落した。最安値は愛知県の151円20銭、最高値は鹿児島県の170円60銭。
軽油は前週調査より50銭安い145円50銭だった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり2198円で、前週から3円下がった。
ポストする
