10月、在日米大使公邸で開かれた懇談会であいさつするトランプ米大統領。右はラトニック米商務長官=東京都港区(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米商務省が23日発表した2025年7~9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は、年率換算で前期比4・3%増だった。伸び率は3・8%増だった前期から拡大し、3・3%程度の増加を見込んだ市場予想を大幅に上回った。個人消費や輸出の増加が全体を押し上げた。政府機関の一部閉鎖の影響で発表が遅れていた。

 個人消費は3・5%増で、前期の2・5%増から拡大。雇用の鈍化が消費に与える影響が懸念されたが、力強さを見せた。輸出は8・8%増と前期の1・8%減からプラスに転換した。

 設備投資は2・8%増えた。前期の7・3%増からは失速したが、AI関連の需要が支えているとみられる。