政府は23日、人工知能(AI)政策の指針となる「AI基本計画」を閣議決定した。「世界で最もAIを開発・活用しやすい国」を目指し、政府主導で「普段使い」を促進。医療や防災、人口減少といった課題に対応できるようにする。海外と比べ利活用が進んでいないことに危機感を示し、開発競争で「反転攻勢」に出るとうたった。
計画は9月に全面施行したAI法に基づく。介護、金融など多様な業界への導入を支援するほか、待遇向上による人材確保や、データセンター整備を通じて国内での開発を強化するといった内容を盛り込んだ。日本の「勝ち筋」としてロボット技術との組み合わせも進めるとした。
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