2025年度とちぎデザイン大賞表彰式が22日、県庁で行われ、道の駅うつのみやろまんちっく村ブルワリーを運営するファーマーズ・フォレスト(宇都宮市)のクラフト発泡酒「酒香ル麦泡」が最優秀賞を受賞した。
酒香ル麦泡は、日本酒・大吟醸の醸造から出る酒かす「黒かす」を使った日本酒テイストの発泡酒。日光市鬼怒川温泉大原の酒類卸小売業「登屋本店」向けに製造した。ラベルデザインは顧客や製造部門から日本酒のテイストを醸し出すこと、利用しづらい「黒かす」を生かすアップサイクルという環境負荷軽減の優しさを表現し、さらに鬼怒川温泉をイメージさせるという要望が出された。
ファーマーズ・フォレストのグループ会社のデザイナーがこれらのコンセプトや要望を受け、日本酒感を出すために日本酒蔵のシンボル「酒林」に着目し、鬼怒川の「鬼」の角と牙を加えたデザインを考案。色調はおちょこの白と瑠璃色を施し、和テイストの優しさを演出したことが評価された。

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