太平洋戦争のパラオ諸島ペリリュー島の戦いをテーマにしたアニメ映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の全国上映に合わせ、映画のシーンや原作の漫画などを紹介する特別パネル展が来年2月14日まで、宇都宮市本丸町の宇都宮城址公園清明館で開かれている。当時、同諸島には宇都宮を本拠とした陸軍第14師団の部隊が送り込まれ、栃木県出身者も戦闘に加わった。本県との縁が深いことからパネル展が実現した。
パネル展は映画会社からの依頼を受けて開催。映画と原作漫画の場面カットのほか、解説や地図など約20点を展示している。
同島では戦後80年がたった今も戦没者の遺骨が残されている。同館の大塚雅之(おおつかまさゆき)さん(66)は「私たちの郷土の人が亡くなった島。遺骨収集ではDNA鑑定を行い、若い人でも親族だと分かることがある。映画を見て、遺骨収集などに関心を持ってもらえれば」と話している。
午前9時~午後5時、入館無料。年末年始は29日~1月3日が休館。
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