【北京共同】中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会の会議が22日に開かれ「人間と動物の衝突」の解決に向けた条文を盛り込んだ「生態環境法典」の法案が提出され、審議が始まった。新華社が報じた。日本でクマの被害が多発する中、中国はクマだけでなくゾウやトラなど野生動物による襲撃で住民が死傷しており、対策に乗り出した。
法典は生態環境の保護を目的として制定が進められているが、野生動物が人間の安全を脅かす緊急事態においては「動物に危害を加えても法的責任は問われない」ことを明確化。人命最優先で問題解決に当たる方針をアピールした。
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