最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は22日、北海道砂川市の要請でヒグマを駆除した際の発砲を巡り、道公安委員会から猟銃の所持許可を取り消された男性が、この処分の取り消しを求めた訴訟の上告審弁論を、来年2月27日に開くと決めた。弁論は結論を覆すのに必要な手続きで、処分を適法とした二審札幌高裁判決が見直される見通し。
道猟友会砂川支部長の男性は2018年8月、市職員や砂川署員らの立ち会いの下、ヒグマ1頭を猟銃で駆除した。道公安委は、この際の発砲が「弾丸が到達する恐れのある建物に向かって銃猟をしてはならない」とする鳥獣保護管理法の規定に反するとし、銃の所持許可を取り消した。
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