京都地裁

 バトン演技を披露する競技「バトントワリング」の男性選手に性的暴行を加えたとして、準強制性交などの罪に問われた元指導者小城桂馬被告(41)の弁護人は22日までに、懲役6年とした京都地裁判決を不服として控訴した。19日付。地裁が明らかにした。弁護側は「同意があると誤信していた」などとして無罪を主張していた。

 判決などによると、2023年2月、小城被告の自宅で当時高校生だった男性選手の体を押さえて胸や下半身を触り、3月には抵抗できない状態の選手に性的暴行を加えた。男性選手は幼い頃から被告の指導を受け、意に従わなければチーム活動で不利益を受ける状態だったと認定された。