宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日午前、日本版衛星利用測位システム(GPS)を構成する準天頂衛星「みちびき5号機」を搭載したH3ロケット8号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。ロケットは飛行中、2段目のエンジンが予定より早く燃焼停止した。JAXAが状況を確認している。衛星を予定の軌道に投入できない可能性がある。
ロケットは当初、7日に打ち上げる予定だったが、2段目にある機体制御のための機器から通常と異なるデータが検出され延期。17日には地上設備の不具合で発射直前にカウントダウンを中止した。いずれも原因を特定し再挑戦に臨んでいた。
H3ロケットは2023年の1号機で2段目のエンジンが点火せず、指令破壊。その後は5回連続で成功していた。
みちびきは、衛星からの電波によりスマートフォンやカーナビなどで現在位置の把握を可能にするシステム。2018年に4機体制の運用を開始、米国のGPSなどを補い、電波を安定的に提供してきた。
政府は他国に頼らない自立したサービスを目指している。
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