日光市山内の世界遺産日光東照宮で20日、1年間にたまったほこりを落とす年の瀬恒例の「すす払い」が行われ、神職や巫女(みこ)が社殿など境内各所を清めた。
神職と巫女によってすすが払われる「陽明門」=20日午前10時5分、日光市山内、広瀬華撮影
国宝「陽明門」では、長さ約5メートルの笹(ささ)竹などを手にした4人が作業。彫刻などに傷を付けないように注意しながら風を起こし、丁寧にすすを払っていた。
居合わせた多くの参拝客らは、写真や動画に収めるなどしながら年末の風物詩に見入っていた。
巫女2年目で初めて参加したという新井凜奈(あらいりんな)さん(20)は「来年が、平和で穏やかに過ごせる年になればと願いを込めながら作業しました」と話していた。
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