栃木県内に交通死亡事故多発警報を発令している県交通安全対策協議会(会長・福田富一(ふくだとみかず)知事)は13日、10~16日の発令期間中に死亡事故が1件発生したため、警報の発令を18日まで延長した。

 同協議会は3~9日の7日間で4件4人の死亡事故が発生したことを受け、10日に警報を発令。しかし12日夕、真岡市東郷の県道を歩いて横断していた同市、無職女性(77)が乗用車にはねられ死亡する事故があったため、13日付で発令期間を延長した。

 県警によると、県内では12月1日~12日の間、車と歩行者が当事者となる重傷以上の交通事故が11件12名(うち5件5人が死亡)が発生。発生時間帯は夕暮れから夜間に集中しているという。

 県警は発令期間中、速度超過違反の交通指導取り締まりを強化する。自治体や関係機関と連携して、ドライバーや歩行者らへの広報啓発活動も取り組む。

 3~12日に発生した交通死亡事故を報じた記事は次の通り。

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車にはねられ77歳女性死亡 真岡の県道