神橋のほこりを取り除く神職ら

 世界遺産「日光の社寺」の玄関口に位置する日光市上鉢石(はついし)町の日光二荒山神社・神橋で12日、恒例の「すす払い」が行われた。

 寒風の中、作業は午前10時ごろから始まり、神職と八乙女(やおとめ)(みこ)の計5人が参加。おはらいをした後、神橋へ移動し、笹(ささ)竹を使って朱色の欄干や擬宝珠(ぎぼし)などにたまったほこりを丁寧に取り除いた。観光客らはきれいになった神橋を渡り、写真を撮るなどしていた。

 同神社の須藤茂成(すとうしげなり)権禰宜(ごんねぎ)(36)は「皆さんが良い一年を迎えられるように思いを込めた。玄関口である神橋を渡り、二社一寺をゆっくり参拝してほしい」と話した。