AI技術で混雑を可視化し、「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションに、施設・エリアを支えるプラットフォームを活用したサービスを提供する株式会社バカン(本社:東京都中央区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)と益子町観光協会は、栃木県益子町で開催された益子陶器市において、会場周辺の駐車場空き状況をリアルタイムで配信し、2年連続・4回目の活用で累計3,898,128PVを記録し、混雑緩和に貢献したことをお知らせいたします。
■取り組みの詳細
益子陶器市は、栃木県益子町で毎年春と秋に開催される日本最大級の陶器市で、毎回数十万人が訪れる人気イベントです。しかし、例年会期中のほとんどの日で渋滞が発生し、駐車場周辺の道路は、1km進むのに2時間以上かかるほど混雑するケースもあり来場者にとって大きな課題となっていました。
この課題を解決し、来場者の満足度をより高めるため、益子町観光協会は、2024年4月の春の陶器市より混雑状況可視化サービス「VACAN」を導入。主な駐車場の空き状況の一元管理が可能となり、それまであまり活用が進んでいなかった会場から少し離れた場所にある駐車場の活用が促進され、混雑の分散が実現しました。
本サービスは2024年春の導入以降、2年連続・計4回の陶器市で活用され、累計約390万PVを達成。多くの来場者にご活用いただいています。
<累計PV内訳>
益子陶器市 春 2024
会期:2024年4月27日~2024年5月6日
PV数:1,248,262PV
益子陶器市 秋 2024
会期:2024年11月2日~2024年11月5日
PV数:844,176PV
益子陶器市 春 2025
会期:2025年4月29日~2025年5月6日
PV数:1,051,678PV
益子陶器市 秋 2025
会期:2025年11月1日~2025年11月4日
PV数:754,012PV
上記4回の開催で、累計3,898,128PVとなり、多くの来場者が事前のルート検討や駐車場選択に本サービスを活用していることがうかがえます。郊外の駐車場への分散利用も進み、会場周辺の混雑緩和に寄与しました。
今後も益子町観光協会とバカンは、混雑の見える化を通じて、来場者にとって快適で安心な観光体験の提供と、地域のオーバーツーリズム対策の推進に取り組んでまいります。
■混雑情報可視化の仕組み
混雑情報の可視化にはバカンが提供しているリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を活用します。VACANには混雑情報をマップ上に表示する「VACAN Maps」(https://vacan.com)という機能があり、今回は同市の公式Instagramや公式サイトを通じて混雑情報を確認できます。
空きや混雑を検知するには様々な方法がありますが、本取り組みでは屋外カメラとボタン型の専用IoTデバイスを用います。カメラでは人工知能を用いた映像解析技術(※)を活用することで、自動的にリアルタイムの混雑情報を検知・配信します。またボタン型のデバイスを活用することで、導入の工事などをせずに簡単に混雑の可視化が可能となっています。
※カメラによる混雑の可視化は、個人が特定されない形でおこなっております。

画像)VACANでの情報配信の仕組み
■益子町観光協会について
代表者:大塚和美
所在地:栃木県芳賀郡益子町大字益子1539-2
URL:http://www.mashiko-kankou.org/
益子町観光協会は益子町を訪れた方に快適に過ごしていただくことを目的として、オーバーツーリズム対策に力を入れており、益子陶器市において、シャトルバスの運行や、電子決済対応のコインパーキングの提供等も行っています。
■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:〒104-0033 東京都中央区 新川2−8−4ナカリンオートビル3F
設立:2016年6月
URL:https://corp.vacan.com/
バカンは、経済産業省「J-Startup 2019」選定企業です。「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションとして、 AIで混雑の可視化に加え、まちと暮らしをアップデートするプラットフォームを構築しています。
空間の体験をスマートにアップデートする「混雑・人流マネジメント」や「施設・エリアマネジメント」サービスの提供。トイレ個室内メディア「アンベール」の運営などを行っています。
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