山と溪谷社(東京都)は、「山と溪谷」2025年12月号で特集「全国 駅からハイキング100」の中で「酒を楽しむ10コース」として、毘沙門山(587メートル)と渡邊佐平商店(日光市今市)、両崖山(251メートル)とISHIIブルーイング(足利市問屋町)を紹介している。
毘沙門山のコースは、東武鬼怒川線の大谷向駅から北に向かい、手前の茶臼山(517メートル)を越えて行く。山頂は北側の眺めがよく、高原山を大きく望める。下山後は今市市街地中心の渡邊佐平商店を訪れる。
今市は華厳の滝から続く大谷川の扇状地で良質な水が豊富なことから酒、みそ、しょうゆの醸造物が盛んに造られたことを紹介。1842年創業の渡邊佐平商店は、純米酒のよさを引き出す酒造りに力を注いでいることを解説する。日本酒教室や試飲付きの蔵見学、土産購入を楽しめることも案内している。帰路は下今市駅から。歩行時間は4時間。
同蔵の渡邊康浩(わたなべ・やすひろ)社長は「これまでもハイキングをしながら立ち寄ってくれるお客さまもいた。お待ちしています」と話している。
両崖山コースは、「酒を楽しむ10コース」の中でも「関東近郊駅ハイdeクラフトビール」で紹介されている。JR両毛線足利駅から足利織姫神社を経由して市街地の北側に位置する山頂を往復する。頂上近くの展望テラスからは足利市街地を一望できる。歩行時間2時間40分。
下山後は、足利観光交流館や太平記館でISHIIブルーイングのブランドビール「ORIHIME」を購入。ORIHIMEの中でも爽やかなかんきつ系の香りのペールエール、足利産の小麦をベースに飲みやすくした新商品のフレンチセゾンを楽しめることを紹介している。

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