日本新聞協会は8日、家族や友人と記事を読んで感想や意見をまとめる第16回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表した。全国と海外から6万1428編の応募があり、小山城東小4年松本芽依(まつもとめい)さん(10)が優秀賞に輝いた。学校奨励賞には宇都宮市一条中が3年連続で選ばれた。
松本さんが選んだのは「広島原爆の日」に関する本紙記者ルポ(8月7日付1面)。被爆者の減少や高齢化に着目し、戦争の記憶をどう継承していくべきか考えた。
学校の授業や戦後80年に関する報道をきっかけに、戦争への関心を高めた松本さん。「平和な世界をつくるためには、戦争について知らないといけない。『記憶』を『記録』として次世代に語り継ぎたい」と力を込めた。
県内小学生らの活躍から世界情勢まで幅広いニュースが載っていることから、家族で本紙を愛読。昨年の「しもつけ新聞スクラップ作品コンクール」では最優秀賞に輝いており、現在も日課にしている。
一条中は2023年度から各学級に新聞を1部ずつ配布しているほか、「新聞クラブ」の活動として新聞スクラップ作りに取り組み続けている。
同クラブの2年田村(たむら)あかりさん(13)は「同世代として子どもの自殺や不登校に関心がある。これからも視野を広げられたら」と話した。
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