鹿沼市の移動スーパーで使われている車両(2021年11月撮影)

 中山間地でクマの目撃情報が相次いでいることを受け、栃木県鹿沼市は7日、高齢者の買い物支援などを目的にした「移動スーパー」事業の一部を休止することを明らかにした。利用者と販売員の安全確保が目的で、再開する時期は未定という。無料通信アプリLINE(ライン)の市公式アカウントで発表した。

 市によると、移動スーパーは食品スーパーを展開する「カスミ」(茨城県つくば市)との協定に基づき、2021年11月に始まった。毎週月〜金曜日に市内7〜8カ所を巡って販売しており、地域の高齢者らの生活に影響が出る可能性がある。 

 当面の間、販売が休止される場所は次の通り(時間は通常時の販売時間)。

【月曜日】

与洲自治公民館 10時45分〜

山口自治公民館 11時15分〜

中坪自治公民館 11時40分〜

旧農協跡地(上永野) 12時00分〜

久分自治公民館 12時20分〜

【火曜日】

久我運送車庫(下久我) 10時15分〜

【水曜日】

特別養護老人ホームポプリ 14時05分〜

森公民館 14時45分〜

後藤商店駐車場(中粕尾) 15時10分〜

材木屋跡地(下粕尾) 15時30分〜

【木曜日】

西大芦生活改善センター 10時20分〜

【金曜日】

板荷8区自治公民館 10時15分〜

板荷9区生活向上センター 10時40分〜