りそなB1第12節は6日、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮ほかで13試合が行われ、東地区の宇都宮ブレックスは同地区の秋田に84-78で競り勝った。3連勝で通算15勝4敗。地区首位の千葉Jが敗れたため勝率で並び、リーグ規定により今季初の首位に浮上した。

 3週間のリーグ中断期間明けの初戦。ブレックスは第1クオーター(Q)、アイザック・フォトゥが10得点と奮闘し17-16。第2Qは高島紳司(たかしましんじ)や鵤誠司(いかるがせいじ)が要所で3点シュートを決めて41-38とリードで折り返した。

 第3Qはターンオーバー六つとミスが続き24失点。61-62と追う展開で第4Qを迎えたが、3分過ぎから高島、D.J・ニュービルらの連続11得点で一気に逆転し、勝負を決めた。

 次戦は7日午後3時5分から、同会場で同カードを行う。

第1クオーター7分、ブレックスのフォトゥ(左)がオフェンスリバウンドを奪う=ブレックスアリーナ宇都宮、湯田大士撮影
第1クオーター7分、ブレックスのフォトゥ(左)がオフェンスリバウンドを奪う=ブレックスアリーナ宇都宮、湯田大士撮影

ジェレット、小川が復帰

 3週間のリーグ中断期間を経て、ブレックスはようやく“完全体”に戻った。小川敦也(おがわあつや)、グラント・ジェレットがけがから復帰し、久々のフルメンバー。一方でジーコ・コロネル監督が「休養後、すぐに強度を取り戻すのは困難だ」と懸念した通り、試合は競り合う展開になった。