「宇女高」の愛称で知られ、現存する国内公立女子高でも最古とされる栃木県立宇都宮女子高は、全国でも珍しい町名の宇都宮市“操町”にある。同窓会は「操会」、かつて存在した付属幼稚園は「みさお幼稚園」など、宇女高生や卒業生にとって「みさお」はおなじみのフレーズだ。では、なぜ「みさお」という町名なのか、学校と地名にゆかりはあるのか-。由来を調べてみた。

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 宇都宮市中心部にほど近い操町。その面積の多くを宇都宮女子高の敷地が占める。

正門側から見た操橋
正門側から見た操橋

 正門を通り一本道を30メートルほど直進すると、前を横切るように新川が流れる。学び舎に続く道を結ぶのが石造りの「操橋」だ。