4日に名古屋市で開幕するフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで、女子はミラノ・コルティナ冬季五輪代表選考で優位となる日本勢上位2人に誰が入るかが注目される。初出場の中井亜美(TOKIOインカラミ)と3季ぶり進出の渡辺倫果(三和建装・法大)の武器はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)。大技の出来栄えが浮沈の鍵を握る。
17歳の中井はスケートを始めるきっかけとなった浅田真央さんの代名詞を「勝つために必要なジャンプ」と位置付ける。「回転が速い方なので、高さよりは幅のある分、迫力があるトリプルアクセルが持ち味」と分析。シニア1年目の今季は計2度着氷のGPデビュー戦で優勝。前世界女王の坂本花織(シスメックス)が第4戦で出した今季世界最高とわずか0・10点差の高得点だった。
自己ベストで劣る23歳の渡辺は、女子では異例の計3度の構成で「全て決める」と攻めを貫く。練習で「成功率9割」と語るほど絶好調なだけに、本番で弱さが出る精神面の課題を乗り越えられるか。
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