高市早苗首相と日本維新の会の吉村洋文代表は1日、官邸で会談した。同席した自民の鈴木俊一幹事長は記者団に、衆院議員定数削減を巡り、選挙制度改革の結論が出なければ、小選挙区と比例代表合わせて1割を削減する措置を設けることを確認したと明らかにした。実効性を担保するための措置とする。議員定数を削減するための法案を今国会に提出することも確認した。
会談に先立ち開かれた政府与党連絡会議で首相は、電気・ガス料金の補助などを盛り込んだ経済対策に触れ「物価高対策を最優先課題に掲げて取り組みを進めてきた」と強調した。裏付けとなる2025年度補正予算案について「国会に提出し、早期の成立を期したい」と述べた。
高市政権で政府与党連絡会議が開かれるのは初めて。首相は、10月の政権発足以降の首脳外交などに触れ「強い経済、強い外交・安全保障の実現に向けて、一定の方向性を出すことができた」と語った。
吉村氏は、首相が11月の党首討論で野党に定数削減への賛同を呼びかけたことを踏まえ「われわれもぜひ進めていきたい」とした。
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