ウクライナのゼレンスキー大統領が最側近のイエルマーク大統領府長官を解任した。侵攻を続けるロシアとの和平案を巡って、国家の主権に関わる交渉の中心人物を欠くことになり、政権は極めて厳しい局面を迎えた。長年にわたって「盟友」の強権的な手法を容認してきた代償は大きい。
イエルマーク氏は大統領府に権限を集め、政権運営の「影の支配者」とやゆされてきた。政権幹部であっても、大統領との面会にはイエルマーク氏を通す必要があるとされた。
国営企業を舞台とした汚職疑惑への関与が取り沙汰されたが、ゼレンスキー氏は和平案を巡る交渉団のトップに据えた。政権内部から慎重論が出ても耳を貸さなかった。
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