熊本市のクリニックで2020年、麻酔薬を使った施術後に容体が急変したのに、対応を怠り56歳女性を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた医師下田幸嗣被告(68)に、熊本地裁は28日、禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑禁錮1年6月)の判決を言い渡した。救急搬送を直ちに要請せず「自身で救命可能と過信した」と非難した。
中田幹人裁判長は判決理由で、血圧低下作用のある薬剤を投与したのに、不注意により血圧や呼吸の管理をしなかったと指摘。一方で、被告が罪を認めて反省していることを考慮した。
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