嵐山光三郎さん

 軽妙なエッセーやテレビのバラエティー番組でも人気を集めた作家の嵐山光三郎(あらしやま・こうざぶろう)さんが14日午後、肺炎のため死去したことが28日、分かった。83歳。静岡県出身。葬儀は近親者で行った。

 平凡社で雑誌「太陽」の編集長を務めて退社。その後はテレビのバラエティー番組などで、若者文化の担い手となった。

 エッセーや評論を数多く発表し「素人庖丁記」で講談社エッセイ賞を受賞。

 代表作に「文人悪食」「文人暴食」など。

 旅や釣りの愛好家としても知られ、長く住んだ東京都国立市の教育委員も務めた。