栃木県保健福祉部は27日、県内の1医療機関当たりのインフルエンザ患者数(17~23日)が74・47人だったと発表した。県内全域の患者数が警報レベル(30人)を超えた前週(49・60人)の1・5倍となり、統計が残る1999年以降で最多となった。患者の8割以上を19歳以下が占め、専門家は子どものワクチン接種が終わっていないことや、対策への意識低下が感染急拡大の一因と指摘。県は「今まで以上の警戒が必要」と注意を呼びかけている。