JR秋葉原駅の山手線ホームで、刃物で切り付けられたとみられる人を搬送する消防隊員ら=昨年1月

 JR山手線外回りの御徒町―秋葉原を走行中の電車内で2024年1月、乗客5人を包丁で刺すなどして負傷させたとして、殺人未遂や銃刀法違反の罪に問われた無職小野真紀被告(27)は26日、東京地裁の裁判員裁判初公判で起訴内容を認めた。弁護側は、被告が当時心神喪失状態で刑事責任能力がなかったとして無罪を主張した。

 起訴状によると、24年1月3日、山手線車内で、座席に座っていた乗客に包丁でけがを負わせ、逃げようとした他の乗客を追いかけ突き刺すなどしたとしている。