ノルディックスキー・ジャンプ女子の丸山希(北野建設)が、21日に開幕したワールドカップ(W杯)で初勝利を挙げた個人第1戦から2連勝と絶好調だ。いずれも飛距離で他の選手を圧倒。「想定以上。こんなにいいスタートが切れるとは」と本人も驚くほどの快進撃で、ミラノ・コルティナ冬季五輪の金メダル候補に名乗りを上げた。
以前からセラミックなどでできた助走路を滑る夏の試合は得意。だが摩擦がより少ない氷の助走路に変わる冬のW杯では、特に序盤に重心が後ろに残りやすく、苦しむことが多かった。課題克服へ今夏、目指したのは重心をより低くし、かつ無駄な力を使わない助走姿勢にすること。飛躍の根幹となる動作を体に染みこませ「考えなくてもできるようになってきた」と改善を実感している。
130メートル台の飛躍をそろえたのは、1、2戦目とも丸山だけ。特に第2戦は予選と1回目にスタート位置を下げたが、飛距離は全体トップと圧巻の内容で「冬に入っても同じようにできていることが自信につながっている」と手応えがにじむ。
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