赤間二郎防災担当相は25日の記者会見で、大規模災害時にけが人を海上で治療できる「病院船」を巡り、活動する医師や看護師らの人材育成に注力する考えを示した。災害派遣医療チーム(DMAT)などから人材を確保する計画で「教育機会提供や、リスト化を検討している」と述べた。 政府は来年1月に病院船の運用を始める方針で、当面は暫定的に民間事業者の船を使う。 赤間氏は船の確保に向け、複数の民間カーフェリー事業者と年内に協力協定を結ぶ方向で調整していると明らかにした。