【モスクワ共同】ロシアのペスコフ大統領報道官は24日、スイスで行われたウクライナ和平案を巡る米国とウクライナの交渉結果について「正式に何の情報も受け取っていない」と述べた。ロシアに送られた米和平案に修正が加えられたことは確認しているとした。

 当初の米和平案はロシアの主張を色濃く反映し、プーチン大統領が「最終的な平和的な解決の基礎になり得る」と評価していた。ペスコフ氏はメディアに漏れた情報を基に議論するのは適切でないと主張。現時点で、週内にウクライナ和平を巡り米国と協議する予定はないと説明した。