大分県別府市は、大分市佐賀関の大規模火災で避難生活を余儀なくされている住民向けに別府温泉の移動型温泉施設「幻想の湯」を用いた入浴支援を25日から始める。避難所となっている市民センターの駐車場に24日、施設が設置された。
施設内には、繊維強化プラスチック(FRP)製の浴槽を男女用それぞれ設置。別府市内でくみ上げた源泉100%の湯を保温性の高い専用タンクに入れてトラックで運搬し、浴槽に給湯する。運営は来月4日まで。
同施設での入浴支援は、昨年の能登半島地震の被災地でも実施された。別府市の担当者は「避難生活をされている方々の気持ちが少しでも癒やされてほしい」と話している。
ポストする


