【広州共同】中国広東省広州市での自動車展示会「広州国際モーターショー」が22日、一般公開された。日中間の政治的緊張が高まる中、来場した中国人客には日本車は「眼中にない」と批判的な人もいれば、「今でも魅力的」と応じる人もいた。今の中国人は抗議のために日本車を破壊しないなど、さまざまな声が聞かれた。
中国では高市早苗首相の国会答弁を巡り批判報道が相次ぐがトヨタ自動車や日産自動車、ホンダといった日本企業のブースはこれまでの展示会と変わらず注目を集めた。
20代男性は「レクサスの品質は高い評価を受けている。政治とは別問題だ」と冷静に話した。中国企業の電気自動車(EV)を見ていた男性は「(台湾問題は)子どもからお年寄りまで関係する」と立腹。「日本車は視野に入らない」とした。
中国では過去、沖縄県・尖閣諸島を巡る反日デモが起き、日本車がターゲットとなり、壊されたこともある。上海から訪れた自動車業界で働く30代男性は「当時、日本車を守ろうとした人もいる。私たちは日本で描かれているように単純ではない」と訴えた。
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