【北京共同】中国軍は22日、中国と米国の両軍が18~20日に米ハワイ州で「軍事海洋協議協定」に基づく会合と作業部会を開いたと発表した。双方は会合が米中両軍の誤解を回避し、危機管理に有効だという点で一致。空海域の安保情勢などについて、率直で建設的な意見交換を行ったとした。

 一方、中国軍は発表で「航行の自由などを名目に中国の主権と安全を脅かす行為に断固反対する」と改めて主張。「中国軍は国家の領土と主権を断固守る」と強調した。

 米中は今年4月にも上海で作業部会を開いた。