高市氏(左)と台湾の頼清徳総統=4月、台北市(総統府提供・共同)

 【台北共同】台湾政府は21日、東京電力福島第1原発事故後に導入した日本産食品の輸入規制を撤廃すると発表した。これまで要求していた産地証明書や放射性物質の検査報告書が必要なくなる。中国が日本産水産物の輸入手続きを停止したのとは対照的に、台湾の頼清徳政権は日本産品の消費で高市早苗政権を支援する姿勢を示している。

 台湾政府は8月下旬に規制撤廃の方針を発表。60日間のパブリックコメント(意見公募)を経て決定した。