ラッコのライブ動画に登場する飼育員に対しカスタマーハラスメント(カスハラ)などがあったとして、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)が、飼育員にモザイクをかけて配信していることが21日、分かった。個人の特定を防ぐ。被害の詳細は明らかにしていないが「スタッフの安全や心身の健康を守るため」と説明している。
鳥羽水族館によると、国内で唯一、ラッコを飼育。メイ(21歳)とキラ(17歳)を一目見ようと県内外から大勢の客が訪れる。
より多くの人に楽しんでもらうため昨年、24時間のライブ配信を開始。時間帯によっては千人超がアクセスするなど、アイドル的な存在となっている。水槽内で泳ぎ回る2匹の姿のほか、1日3回の「お食事タイム」が好評で、「ラッコと飼育係のコミュニケーションも動画の魅力の一つ」と位置付けている。
ところが、視聴者からとみられる「従業員への過度な言動や不適切な問い合わせ」を確認。餌をやる際に飼育員が立ち入るプールサイドにモザイク処理を施し、誰なのかを判別できないようにする運用に改めた。
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